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ビーツってどんな野菜?調理法を徹底紹介します!

 地中海が原産の真っ赤な野菜「ビーツ」。主にヨーロッパの国々では好んで食べられる野菜ですが、一体どんな調理方法があるのでしょうか?

 

今回の記事では、真っ赤な野菜ビーツの調理法について詳しく解説していきます。この記事を読んで、ビーツの料理を作ってみましょう。

 

ビーツとはどんな野菜なのか?

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ビーツとは地中海原産の野菜です。

 

アカザ科のサトウダイコンの一種で、皮をむくと真っ赤な色をした根菜です。

 

カブや大根のような見た目と触感で、日本ではあまり見かけませんがヨーロッパでは非常のポピュラーな野菜なのです。

 

ウクライナ料理の「ボルシチ」にも使われている歴史のある野菜と言えるでしょう。

 

ビーツってどうやって食べるのがおすすめ?

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ビーツはどうやって食べるのがいいのでしょうか?よく調理される方法をご紹介します。

 

①生でサラダに入れる

1つ目の方法は「生で食べる方法」です。

 

ビーツは皮をむいて薄くスライスすることで生でも食べることが出来ます。

 

ただしビーツは火を通さなければ独特の土臭さがあり、沢山の量を食べることは出来ないでしょう。

 

ただ、サラダの彩をよくすることには効果的で、豊富なビタミンCを摂取することが出来ます。

 

②茹でて調理する

2つ目の方法は「茹でて調理すること」です。

 

茹でて調理する場合は、皮はむかずそのまま沸騰したお鍋に入れ、10分程度茹でて中まで柔らかくなったら完成です。

 

皮をむいて茹でてしまうと、赤い色素と栄養素が全てゆで汁に溶け出してしまうので注意しましょう。

 

茹でて食べると、大根やジャガイモを食べているような触感と味になります。

 

③焼いて調理する

3つ目の方法は「焼いて調理すること」です、ビーツを焼いて調理する際はホイルでくるむ「蒸し焼き」がベストです。

 

ホイルの上にビーツを置き、そこにオリーブオイルを垂らしてホイルでくるみます。

 

そのままオーブンに入れ180℃に熱したオーブンで蒸し焼きにすると完成です。

 

肉料理の付け合わせなどにしてもおいしく頂けるはずです。

 

ビーツにはどんな栄養素があるのか?

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ビーツには豊富な栄養素がたくさん含まれています。

 

一例を挙げるとカリウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、葉酸、食物繊維、ビタミンB1、B2、B6、ビタミンCなどです。

 

中でも葉酸はビタミンBの一種で、胎児の発育には欠かせない栄養素だと言われています。

 

妊娠期の女性が食べるのにおすすめの野菜だと覚えておきましょう。

 

亜鉛や豊富なビタミンが含まれているため、肉体疲労時に食べてもよさそうです。

 

ちなみに、ビーツの赤色の正体は「ポリフェノール」で、活性酸素を取り除いて生活習慣病予防にも良いと言われています。

 

ビーツで調理できる料理をご紹介

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ここからは、ビーツを使った簡単な料理をいくつかご紹介いたします。

 

ここで徹底的にビーツの調理法を学んでいきましょう。

 

①ウクライナ料理ボルシチ

 

材料:

牛こま切れ肉150g

ビーツ1個

ジャガイモ2個

玉ねぎ1個

にんじん1本

セロリ1本

ニンニク2片

カットトマト缶1缶

水500ml

固形ブイヨン2個

赤ワイン大さじ1

ローリエ2枚

塩こしょう適量

オリーブオイル大さじ1

サワークリーム適量

パセリ適量

 

ビーツを使って料理をするのに、ボルシチは欠かせません。

 

ボルシチとはウクライナの伝統的な料理で、元々、様々な食材を使った煮込みスープ料理でした。

 

その中でも最も有名なのが、ビーツを使った真っ赤な色のボルシチだと言われています。

 

とにかく手軽に栄養満点の野菜をたっぷり摂取できるので、昔からウクライナではどこの過程でもボルシチを作っています。

 

作り方は簡単。ニンニクはみじん切りに、玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、セロリなどは細かく切って、ビーツは皮をむいていちょう切りにしておきます。

 

鍋にオリーブオイルを熱し、野菜をいためてそこにビーツを投入します。

 

その後、牛のこま切れ肉と水、固形ブイヨンワイン、ローリエを入れ30分程度煮込むと完成です。

 

サワークリームをトッピングして頂きましょう。ボルシチだけで多くの栄養素が摂取できるので大変おすすめです。

 

②ビーツの冷製スープ

材料:

ビーツ3個

たまねぎ1個

バター大さじ1

豆乳適宜

 

2つ目の料理は「ビーツの冷製スープ」です。

 

ビーツはサラダ感覚で食べられる野菜なので、冷製スープの食材に使ってもばっちりです。

 

真っ赤な色が食欲をそそるいい色合いです。

 

作り方は簡単。ビーツと玉ねぎはそれぞれざく切りにしておきます。

 

お鍋にバターを入れ、そこに玉ねぎとビーツを投入。ある程度火が通ったら、100mlの水を加えそのままミキサーに移します。

 

ミキサーで細かくすりおろし、器に入れ替えて冷蔵庫で冷ましましょう。

 

冷えたら最後に豆乳を加えて、滑らかさをプラスしたら完成になります。

 

ちょっと体が疲れている時などには、栄養満点のスープだと言えるでしょう。

 

③ビーツを使ったポテトサラダ

材料:

ビーツの水煮小1個分

ジャガイモ3個

玉ねぎ1/4個

塩・胡椒適量

マヨネーズ適量

 

3つ目の料理は「ビーツを使ったポテトサラダ」です。

 

ポテトサラダというと、クリーム色の見た目でサブ的な要素が大きい料理ですが、ビーツを入れてピンク色に仕上げることで、一気に見た目の可愛さが引き立ちます。

 

また、栄養価もプラスされるので、おすすめの調理法の1つになります。

 

作り方は簡単です。玉ねぎは薄くスライスして水に浸します。

 

ジャガイモは茹でて皮をむいてボウルに移し潰していきます。

 

そこへ玉ねぎとマヨネーズを加え、塩コショウで味付けをしていきます。

 

最後に茹でて細かく刻んだビーツを投入すれば、ビーツを使った色合いの綺麗なポテトサラダが完成します。

 

作り方のコツとしては、最後にビーツを投入し、あまりかき混ぜすぎない事でしょう。

 

生のままのサラダにするとちょっと食べにくいビーツですが、茹でてジャガイモと和えるだけで、こんなにも食べやすく変わります。

 

是非挑戦してみましょう。

 

④ビーツときゅうりのサラダ

材料:

ぐるぐるビーツ1個

桑の実4個

胡瓜乱切り1/2本分

キューピー・胡麻ドレッシング2まわし

 

4つ目の料理は「ビーツときゅうりのサラダ」です。

 

フレッシュなきゅうりと、ビーツの独特な味わいが見事にマッチングする簡単料理の一つです。

 

食物繊維やビタミンを摂取するには効果的でしょう。

 

もう一品作りたい時におすすめの料理です。

 

こちらも作り方は簡単。

 

まずはビーツを横向きに薄くスライスします。

 

そのままレンジでくたっとするまでチンをしておきましょう。

 

きゅうりは乱切りにし、チンした後のビーツと和えます。

 

そこに、お好みのドレッシングを回しがけすれば完成。

 

素敵な器に盛りつけて、食卓に彩を加えましょう。

 

⑤ビーツとジャガイモのスープ

材料:

ビーツ200g 

ジャガイモ1個

牛乳500ml水適量

塩、胡椒適量

コンソメ小さじ1

 

5つ目の料理はビーツとジャガイモを使ったスープです。

 

とろみのあるポタージュなので、パンなどと一緒に食べても美味しいでしょう。

 

温めても美味しくいただけますし、冷まして冷製ポタージュにしてもGOODです。

 

材料もビーツとジャガイモしか使わないため、食費を倹約したい方にもおすすめの1品になります。

 

作り方も簡単です。

 

まずはビーツを茹でて皮をむき、小さくカットします。

 

ジャガイモも同様に皮をむいて小さくカットし、レンジでチンしておきましょう。

 

次に、ビーツとジャガイモをミキサーに入れ水を少し加えながらペースト状に仕上げていきます。

 

そのまま鍋に移しさらに水を加えながら適度な固さに溶かしていきましょう。

 

そこにコンソメを入れ、塩コショウで味を調えれば、ビーツとジャガイモのスープの完成です。

 

食物繊維満点なので気軽に作ってみましょう。

 

⑥ビーツを使ったパスタ

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材料:

スパゲッティー80g

ビーツの葉と茎の部分1株分

にんにく 1カケ

オリーブオイル 大さじ1

塩 こしょう適量

イタリアンパセリ

 

最後は、ビーツの葉と茎を使ったパスタです。

 

シンプルにペペロンチーノ風に仕上げるのがおすすめです。

 

ビーツの葉と茎の触感がパスタと非常にマッチします。

 

作り方は、パスタはたっぷりのお湯でゆでていきましょう。

 

次に、ニンニクをみじん切りにし、オリーブオイルを敷いたフライパンへ。

 

そのまま中火でニンニクを炒め、そこにビーツの葉と茎を投入します。

 

そこへゆであがったパスタを投入し、お玉でパスタのゆで汁を1杯入れ、塩コショウで味付けを済ませれば完成です。

 

イタリアンパセリを添えてみましょう。

 

まとめ

というわけで、今回は地中海原産の真っ赤な野菜、ビーツを調理するにはどんな調理法があるのか?について詳しく解説してきました。

 

ビーツの調理法は様々ありますが、シンプルに煮込み料理に使うのが最も簡単かもしれません。

 

誰でも作れる料理ばかりなので、是非とも挑戦してみましょう。