ビーツは鍋料理と相性抜群?どんな鍋料理がいいのか徹底解説!
地中海原産の根菜「ビーツ」。
見た目は芋のようですが、カブや大根のような調理法がおすすめの根菜です。
今回の記事では、ビーツを使って鍋料理をするには、どんなレシピがあるのか?料理をする時には、どんなことに気を使えばいいのか?などについて詳しく解説していきます。
この記事を読んで、ビーツの鍋料理を作りまくりましょう。
今真っ赤な根菜ビーツが大人気
ビーツは真っ赤な色をした根菜です。
皮をむくまでは芋のようにも見えますが、皮をむいて中から登場する、上品な紅色に目を奪われるほどの特徴的な根菜になります。
実はこのビーツ、今密かに大ブームを巻き起こしているのです。
手軽に調理出来て栄養価も満点なので、多くの料理に使われ始めています。
ビーツにはどんな栄養素が含まれるのか?
このビーツにはどんな栄養素が含まれているのでしょうか?
代表的な栄養素はカリウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、葉酸、食物繊維、ビタミンB1、B2、B6、ビタミンCなどで、特に葉酸などはお腹の赤ちゃんが育つ際に必要な栄養素となっています。
妊娠されている女性には是非とも食べて頂きたい野菜なのが、このビーツなのです。
ビーツを使って料理をする際の注意点
とはいえ、ビーツを料理する際にはいくつかの注意点があるためここでご紹介しておきます。
①皮はむかずに茹でる
ビーツを茹でる時は、皮はむかずに茹でましょう。
ビーツの真っ赤な色は、お湯で茹でると溶け出してしまいます。
皮をむかずに茹でると、溶け出すことは無いので、皮はむかずに茹でることをおすすめします。
また、色だけでなく、栄養素も茹でることで水分中に溶け出してしまうため、気を付けましょう。
②生よりも火を通す方がおすすめ
ビーツを食べる時は、火を通すことをおすすめします。
ビーツにはオリゴ糖が含まれていて、火を通すことで甘みが増します。
生で食べても問題のない野菜ですが、火を通すとさらに食べやすくなるでしょう。
ちなみに、生の状態で食べると独特の土臭さが気になるデメリットもあります。
ビーツは鍋料理と相性が抜群?
ビーツは加熱することで甘くおいしくなる根菜のため、茹でて食べることがおすすめです。
さらに、茹でるとゆで汁の中に栄養素が溶け出してしまうため、鍋料理の具材として使い、スープまで全て飲み干せば栄養素も100%摂取できます。
ビーツは鍋料理と相性が抜群なのです。
ビーツを使って簡単鍋料理のレシピ!
では、早速ビーツにおすすめの鍋料理をいくつか調べてきたのでご紹介しましょう。
ビーツは非常に簡単に調理をすることが出来る美味しい野菜です。
①ビーツの定番鍋「簡単ボルシチ」
材料:
牛スネ肉400g
玉ねぎ1/2個
じゃがいも1個
キャベツ1枚
ミニキャロット100g
ビーツ200g
カットトマト缶400g
ローリエ1枚
砂糖小さじ1
塩少々
洋風顆粒だし大さじ1
ブラックペッパー少々
サワークリーム適量
チャービル適宜
ビーツの定番鍋料理と言えばウクライナの伝統的料理「ボルシチ」です。
栄養満点の鍋料理で、寒い冬に食べると体が一気に温まります。
沢山の野菜で煮込んで作るため、野菜のうまみがたっぷり染み出て、マイルドな味に仕上がるでしょう。
作り方は、まず玉ねぎ、キャベツ、キャロット、などの野菜を食べやすい大きさにカットします。
ビーツは皮をむいて同様にカットしておきましょう。
牛すね肉はぶつ切りにし、圧力鍋の中へ投入します。
その上にカットした野菜を敷き詰め、圧力鍋で10分程度調理します。
その後、普通の鍋に移してトマト缶、ローリエ、洋風だし、をいれてさらに10分煮込みます。
その後、塩コショウで味を調えれば完成です。
お皿に盛りつけて、サワークリームをトッピングしましょう。
真っ赤な色合いが食欲をそそる逸品だと言えるでしょう。
②ビーツ入り生フランクを使ったトマトスープ
材料:
生フランクフルト2本〜
ビーツ200g〜
ニンニク2〜3片
ベーコン2〜3枚
水1L
昆布茶小さじ1
コンソメ大さじ1
お好きな季節の野菜
トマト缶1缶
バジル小さじ1
オレガノ小さじ1/2
ローリエ2〜3枚
コンソメ大さじ1〜
ワイン 赤又は白50cc〜
おすすめ鍋料理の2つ目は「生フランクを使ったトマトスープ」です。
初めにフランクフルトを茹でて、そのだし汁をベースにトマトスープを仕上げていきます。
こちらも、肉のうまみとビーツの甘みが巧くマッチングした体温まる素敵なスープです。
トマトベースのスープに仕上げているので、あっさりとした味わいが最高です。
作り方は、まずフランクフルトを水に入れて茹でます。
数分茹でると中まで火が通るので、1度フランクを鍋から出し、包丁で食べやすい大きさにカットしましょう。
次にニンニク、好きな野菜、ベーコンを食べやすい大きさにカットし鍋の中に入れます。
ビーツも皮をむき、適当な大きさにカットし、同様に投入しましょう。
野菜とベーコンを入れてさらに煮込み、野菜が柔らかくなってきたらトマト缶、ワイン、コンソメ、ローリエを入れ、そのまま煮込みます。
最後に塩コショウで味を調えれば、トマトスープの完成です。
③ビーツを使った冷製スープ
材料:
ビーツ1個
玉ねぎ(みじん切り)1/2個
水200ml
ビーフコンソメ2.4g(スティック1本)
昆布茶(粉末)小1/2
豆乳or牛乳300ml
黒胡椒適量
おすすめの鍋料理3つ目は「ビーツを使った冷製スープ」です。
ビーツは冷たいスープにしても、独特な甘みが生き、美味しく頂くことが出来ます。
夏場の「食欲がないな」と感じる時にも、冷たいスープを頂くことで、胃腸が元気になること間違いないでしょう。
栄養満点なのでおすすめです。
作り方は簡単。
まず皮をむいてざく切りにしたビーツ、みじん切りにした玉ねぎを、オリーブオイルを敷いて熱したフライパンで炒めます。
加熱することで玉ねぎとビーツの甘みが出て美味しくなるのです。
そのままミキサーに移し水を加えてペースト状にしましょう。
その後は、ミキサーから鍋に移し替え、コンソメ、昆布茶、塩コショウなどを入れて味を調えれば完成です。
冷蔵庫で冷やして頂きましょう。
④ビーツと圧力鍋を使って、牛すね肉のカレー
材料:
牛スネ肉約500g
人参大1本
玉ねぎ大1個
マッシュルーム1カップ
セロリ1本
ビーツ中1個
生パセリ1カップ
にんにく1片
赤ワインカップ1と1/2
水カップ1/2
ローリエ1枚
クローブ2片
トマトピュレ150cc
コンソメキューブ2個
塩麹大さじ1と1/2
バルサミコ酢小さじ1
醤油小さじ1
いちごジャム小さじ1〜2
薄力粉適量
無塩バター20g
オリーブオイル適量
おすすめの鍋料理4つ目は「ビーツと牛すね肉のカレー」です。
ビーツはカレーに入れても甘みがカレーのうまみと混ざり合って非常に馴染みます。
今回は、肉のうまみが出やすい牛すね肉を圧力鍋を使ってホロホロにして、カレーに仕上げてみました。
作り方は、先ず牛すね肉を一口大に切ります。
野菜も食べやすい大きさに切っておきましょう。
バターとオリーブを敷いたフライパンですね肉の周りに焦げ目をつけていきます。
すね肉は一度フライパンから出し、そのフライパンで今度は野菜と、カットしたビーツを炒めましょう。
そのまますね肉と炒めた野菜を圧力鍋に入れ、水、ワイン、トマトピュレを入れ圧力鍋で10分煮込みます。
終わったら適量のカレー粉とコンソメやその他の調味料を入れ、さらに煮込んで味を調えれば完成です。
スパイシーで体も温まるカレーになりました。
⑤ビーツのシンプルポタージュ
材料:
ビーツ250g
玉ねぎ150g
ブイヨン1個
水400cc
塩胡椒適宜
生クリーム(お好みで飾り用)
おすすめのビーツ鍋料理5つ目は「ビーツのシンプルポタージュ」です。
トロっとしたポタージュは、ビーツの甘みとベストな組み合わせです。
パンと一緒に頂いても美味しいでしょう。
作り方はとっても簡単。
まずはビーツの皮をむき、小さくざく切りにしていきます。
玉ねぎもスライスし、ビーツと一緒に圧力鍋に放り込みましょう。
水を200cc入れて10分間圧力をかけたら、今度はそのままそれをミキサーへ投入。
ペースト状になったら鍋に移し、残りの200ccの水でコンソメを溶き、一緒に加えます。
そのまま水分を適当に飛ばしながら煮込めば完成です。
最後に塩コショウで味を調え、器に盛って生クリームを垂らしましょう。
シンプルですがビーツの甘みがふわっと香るポタージュに仕上がりました。
まとめ
というわけで、今回は鍋料理と相性抜群の注目の野菜、ビーツを使ったおすすめ鍋料理をいくつかご紹介してきました。
どの鍋料理も簡単に作れるため、おすすめの料理ばかりです。
圧力鍋があればあっという間の時間で作れるので、圧力鍋をゲットしてビーツ料理を楽しんでみられてはいかがでしょうか?
早速挑戦してみることをおすすめします!